春休みで暇なので都市を生成してみた
こんにちは。
今回の企画は「短時間で都市を生成してみよう」というものです。
以前〇itterでblenderで都市が生成できるアドオンがあると聞いて、なんだそれ!!!!試すか!!!となりました。
ぼくはこの春休み、3つの旅行がコ〇ナで全部蒸発してしまって傷心中なので、せっかくだしどっかの都市でも生成しようという気になったのです(は?)
この記事は、割と丁寧に長ったらしくblenderでの都市の生成方法について書くつもりですので、
始めに生成結果をお見せして、興味のある方のみfollowingの駄文を読んでいただければ…という魂胆です。
blenderってなに?
聞いたことあるけどインストールしてない!
というような方は、無償のソフトですのでぼくのようなblender初心者がいうのもなんですが、お勧めです!(これはまじ)
それでは始めます。
0. すげえ
凱旋門が見えます、パリです。
インポートに大体20minくらい待ちました……(パソコンが頑張ってくれました)
他にも某イノシシ大学や、デフォルトのロシアっぽい街(玉ねぎの屋根があったのでという建築学生らしからぬ発言)を試しましたが、感動しました、最初の導入部分がblender弱者∧パソコン弱者には易しくなかったので、そこを書いていこうかな!
1. OSMについて
今回の都市を生成するにあたって、OSM(open street map)というサイトを使用します。
個人でも編集できる共同作業プロジェクトである、とWikipediaがおっしゃっています。
このサイトからデータをインポートして、blender上に3DCGを作ります。
2. アドオンのダウンロードをする
ここからblenderへのアドオンの導入について書きます。
アドオンとはなんぞねとぼくも思いましたが、プラグインと同じと思ってもよいらしいです。
OSMのデータをblenderに取り込む際に、以下のアドオンを使用します。
リンク先で the base version をクリックし、進んだ先で自分で値段設定をして購入をします。(0$と入力してもインストールできるらしいです。)
メールアドレスを入力し、ダウンロードをクリックし、「ファイルを保存」を選択します。
これでアドオンのダウンロードは終わりです。
3. Blenderの設定をする
新参者のアドオンをblenderに知らしめます。
まず、1⃣のところをクリックし(初心者故名前が分からない)、日本語なら「ユーザー設定」、英語なら「Preferences」を開きます。(2⃣)
ユーザー設定、またはPreferencesを開くと、左の一覧に「Add-ons」という項目があり(3⃣)、選択して進むと、上の一覧に「Install」の項目があります。(4⃣)
「Install」をクリックすると、参照すべきファイルの選択に移り、blender-osm.zipとある(はずの)ファイルを選択し、「Install Add-ons」をクリック。
ここで、Directoryというものを設定します。
「Preferences:」の欄に、「Directory to store downloaded OpenStreetMap and terrian files:」とありますが、その如何にも、参照先を選んでね!というようなマークを押すと、まあ参照先の選択に飛びますが、
ここで選択するファイルは、《ダウンロードしたアドオンのzipファイルが保存されているファイル》になります。
個人情報がもりもりでしたので、操作画面はお見せ出来ませんがこの手順をスキップすると都市はできませんでした……(経験者は語る)
そして、右上に現れるであろう「save なんたら」のクリックし、変更を保存します。
これで無事自己紹介が終わったかと思われます。
※注1
(旧verのアドオンを以前インストールしたことがある方は、そのアンインストール手順も挟みますが、これについてはより詳しく解説してあるサイトがございますのでそちらをご覧ください。)(これは罠でぼくがやっていないことを説明する自信が無かっただけ。)
4. 都市を生成してみましょう
やっと生成段階です。
ここからはパソコンくんに頑張ってもらうだけですので、どうぞ気を楽にして読んでください。
極小なのですが、矢印の先に < みたいなマークが見えますでしょうか。
そこを頑張って押すのです。(6⃣)
(5⃣は編集上の都合により消えました)
がばがば画質でごめんなさいというおきもちです…
インストールが成功していれば、ここ(白い四角)に「osm」というリボンが現れるはずです!
(無い場合は一度blenderを閉じて、再起動するとあるかもしれません)
さあそこをクリックするのです。
画質の良いもの↓があったのでそれを使いましょう。
「Setting」の欄に、「Import from:」(この画像ではImpo...としか見えないですが)とあるので、「file」ではなく「server」にします。
なぜなら前者では上手くいかなかったからです。
次に上の「blender-osm」の欄に「select」「paste」が並んでいるのが見えると思います。「select」をクリックします。
OSMの切り取りページに移行します!(ここ感動しました)
左に見える「Show selection rectangle」をクリックすると、3D化したい範囲の地図を選択できます。
選択したデータを「copy」のボタンを押してコピーし、blenderに戻って、先ほどの「paste」ボタンを押します。
仕上げです。
この仕上げには、強靭な忍耐力が必要ですので、自分の忍耐力に自信のあるかたのみ操作をお願いします。
blender-osmの欄にある、「OpenStreetMap」の「Import」をクリックするのです。
あとはひたすら、
待機……
待機…......
5. 終わりに
パリのシャンゼリゼ通りを全部3D化しようものなら歯磨きして家中散歩しても終わりませんでしたが(20minしかかかりませんでした)、範囲を小さくしたら結構早くポン!とblender上に現れます。
どちらにしろ自分でぽちぽちするよりかは格段に速いので、めちゃくちゃ感動してしまいました。
以下、少しだけ生成した都市をお見せします。
↑これは東京駅周辺です。
続きはどうぞ自らお楽しみください。
ここ違うよ!手順抜けてる!などのご指摘がありましたら、お願いします……
それではまた。
2020/05/11 自分用追記
1.saveボタンは、右上の三本線に隠れている。
2.Importまでは順調なのに、429 HTTP error too many requestsみたいなエラーがでた。原因分からないけど、blenderで調べても出てこないので多分アクセス集中してるのかな、知らんけど。時間おいてやったり、blender一回落として読み込んだりしたら10回目ぐらいで出来た、偉い人おせーて。
3.せっかく生成した都市、奥が見えないやん。この問題は 、カメラの設定で変更できる、osmと同じところにViewがあって、そこで深度(End)を調整。